タジン料理
- にんじんはひと口大に細く乱切り、玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
-
ホールスパイスはすり潰すことによっていっそう香りが際立つ。一度にたくさん作る場合はブレンダーなどが便利。
- フロマージュブランに塩を加え、味を調える。
-
スパイスが焦げるのを防ぐため皮目には塗らず、身の方だけに塗る。
- 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れ熱し、香りが出てきたらクミン、フェンネル、つぶしたコリアンダーを加える。。
-
日本人はスパイスに対する慣れが少ないため、食感がとゴリッとしないようにコリアンダーは粗めにつぶすと、スパイスが主張しすぎることなくまろやかになる。
-
オリーブオイルは乳化させてソースになるように、気持ち多めに入れる。
- スパイスの香りが出てきたら玉ねぎを加え、透き通るまでスゥエする。
-
スパイスは最初にしっかりと加熱して香りを引き出しておく。
- にんじんを加え軽く炒めたらレーズン、オレンジの皮を削り入れ、果汁も絞り入れる。
- ヒタヒタまで水を加え、クッキングシートで落し蓋をして10分ほど蒸し煮にする。
-
蒸し煮にすることで、スパイスやオレンジの香りを逃がさずにんじんに移す。
- にんじんに火が通ったら塩・ホワイトペッパーで味を調える。
魚料理
- 白身魚をオリーブオイル少々でポワレして皮をはぎ、にんじんパウダーを振りかける。
-
フランスでは魚の皮をはがして提供することも多いため、自家製のにんじんパウダーで化粧を施した。黄にんじんを薄くスライスし乾燥させた後、ブレンダーで粉状に挽いて作っている。ほのかなにんじんの香りと甘みが感じられる。
仕上げ
- 7を人数分鍋に移し、オレンジの皮と果汁を加えて加熱し、とろみがつき始めたら全体に絡めて仕上げる。
-
仕上げの際に必ずオレンジの皮と果汁を加えてフレッシュな香りを立たせる。
盛り付け
- 2のフロマージュブランを皿に塗りつけ、キャロットタジンと白身魚を盛り、煮汁をソースとして添える。
-
馬芹(ばきん)/Cumin
セリ科植物の種子で、独特な強い芳香とほろ苦さがある。カレー粉の特徴的な香味を持つ主要なスパイス。他にはチリパウダー等の原料になっている。色、形、大きさではキャラウェイと混同されることがある。
-
茴香(ういきょう)/Fennel/Fenouil
セリ科植物の種子で、アニスに似た甘い香りがある。芳香成分(アネトール)に嬌臭効果があり、魚肉の匂い消しによい。カレー粉の原料としても使用される。
-
こえんどろ/Coriander
セリ科植物の種子で、セイジとレモンを合わせたような独特の香りがあるが、青葉のクセの強い香りとは異なる。カレー粉の主要スパイス。アジアでは幅広く使用される。
※それぞれパウダータイプもございます。