主材料
- 鮎のうろこを取り、重量の1.2%の塩を全面にまぶし、1時間ほどおく。水けをふき、バットに並べる。鍋に適量のピュアオリーブオイル、ベイリーブスを入れ、80℃まで熱したら、鮎のバットにひたひたに注ぎ入れる。92℃のオーブンで3~4時間火を入れ、そのまま冷ます。(途中で串を入れ、火の通りを確かめる。骨がやわらかくなるくらいが目安)
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鮎を焼くピュアオリーブオイルにベイリーブスを加えることで、魚の臭みを消す。
ソース1
- 鍋に水、仁淀川山椒ホール、白ワインヴィネガ―を入れて火にかける。約60℃になって山椒の香りが立ったら、ミルミキサーにかけて山椒を砕く。シノワで漉してボウルに移し、乾燥卵白を加え、泡立て器でふんわりとするまで泡立てる。
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仁淀川山椒は、フレッシュ感のある爽やかな香りが持ち味。ペッパーよりユニークな風味を付けることができるため、鮎のほか、穴子など淡白な魚との相性がよい。
ソースを作る際に温めすぎると山椒の香りが飛ぶので、タイミングを見極める。
ソース2
- きゅうりを2〜3㎜の輪切りにしてボウルに入れ、塩、みじん切りにしたタラゴンを加え、よく揉んで水分を出す。水けをしっかりしぼり、ミルミキサーでピューレにする。
付け合わせ
- フライパンを火にかけ、①の鮎を両面焼く。その間に5mm角にカットしたきゅうりを塩、赤ワインヴィネガー、パルミジャーノパウダーで和えて付け合わせのサラダを作る。
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鮎は両面にしっかり焼き目を付けることで、ユニークな香りのハーブに負けない香ばしい仕上がりに。
盛り付け
- ③のソースを器に敷き、④の鮎をのせ、きゅうりのサラダ、②のソースを添える。仕上げに、ミルで挽いた仁淀川山椒(分量外)をふる。
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月桂樹の葉/Bay leaf
透き通るような芳香を持ち、肉や魚の臭み消しや香りづけとして煮込み料理には欠かせない。フランスではブーケガルニに必ずと言って良いほど使用する。
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さんしょう/Japanese pepper
高知県を流れる清流、仁淀川沿いで収穫した産地限定の青い山椒。柑橘系の爽やかな香りと美しい緑色が特長。和食や中華だけでなく、フレンチやイタリアン、スイーツにも。
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西洋よもぎ/Estragon
キク科の植物でアニスに似た甘さと、セロリーに似た芳香がある。タルタルソース、魚料理のソースによく合い、特にエスカルゴ料理には必須。